製品カタログを作る場合は最初に何を決めておけばいいですか?

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製品カタログを作る場合、製品のメインの特徴を1つだけ決めておきましょう。「これだけはどうしても言いたいこと」を1つに絞っておくのです。

ほとんどの製品はお客様の不満を解消するために作られています。「何の不満をどのように解消しているのか」それを素直にカタログに載せると製品の良さが伝わります。

あれもこれもと言いたいことはたくさんあると思いますが、色々と載せれば載せるほど、製品の良さが伝わりません。

そのため、1つだけ「これだけは絶対に伝えたい!」ことを決めておくのです。

製品カタログは見開きで作られることが多いです。カタログを開いた時に製品の特徴を1つだけ書いていると「何のために作られた製品なのか」が、お客様にすぐに伝わります。

製品カタログを開いた時に、5個も6個も特徴が書かれていると、その製品最大の「ウリ」が何なのかを理解できなくなります。買う際の決め手にもなりません。

「人間が瞬間的に記憶できる数は4±1まで」

ミズーリ大学の心理学教授であるネルソン・コーワン氏の研究によって人間の短期記憶は4±1であることが明らかになったそうです。

そこから考えても、メインの特徴が1つ、サブの特徴は3〜4つまでに収めると製品の特徴も覚えてもらえやすくなります。

製品の特徴が少ないと製品の使い道が絞られるため、息の長い製品になりやすいです。

色んな会社や製品担当者と一緒に仕事をしてきましたが、製品の特徴を絞り切れない人が一番厄介です。

「これも絶対に載せたい!」「文字が小さくなっても良いのでとにかく全部載せて欲しい!」そういう担当者もいましたが、お客様がカタログを読む時のことをまったく考えていませんでした。

お金をかけて作っているので、なるべく捨てられない読まれるカタログにしないと作った意味もありません。

余計なことは削ぎ落とす。カタログでもブログでも同じです。伝えたいことを必ず1つに絞ってみてください。