Instagram・TikTokは「暇つぶし」Xは「情報収集」ブログは「信頼構築」

InstagramやXから「集客したい」と相談に来てくれるお客様もいますが、多くの場合、InstagramやXからは集客に繋がっていません。

もちろん、目を引く商品やサービスがある場合は、集客に繋がることもありますが、どの商売でもInstagramから集客できる訳ではないのです。

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なぜなら、SNSとブログでは、使われ方も使う人の心理もまったく違うからです。

各SNSやブログには、人それぞれで使う目的が異なります。

使う人の目的を理解せずに「どこでも同じ発信」をしてしまうと、反応が悪かったり、集客に繋がらなくなります。

Instagram・TikTok = 暇つぶし

リラックス中や暇な時間に「なんとなく」見ているのが、Instagram・TikTokです。

きれいな写真、面白い動画、癒される画像、共感できる一言に「いいね」して、次の画像や動画に移動し続けます。

私も脚やせの動画や動物の癒し動画などがタイムラインに表示されていると、ついつい見てしまいますが、見るだけで終わります。

要は、深く考えず、軽い気持ちでInstagram・TikTokを見ている人が大多数なのです。

Instagram・TikTokに適した発信

  • 目を引くビジュアル:スクロールを止める第一印象が勝負
  • 共感や感情に訴える内容:「わかる!」「かわいい!」と思わせる
  • あなたの人柄や世界観:親しみやすさや雰囲気を伝える

Instagram・TikTokは、「あなたを知ってもらう」「興味を持ってもらう」入口として活用しましょう。

X(旧Twitter)= 情報収集

世の中のトレンドやニュース、専門家の意見を手軽に知りたい人が集まります。

私の場合も、早く知りたい情報や新製品の情報、好きなタレントさんの情報などはリアルタイムで確認したいので、Xで情報収集をしています。

ただし、情報の流れが早く、投稿の寿命は短命です。信頼より「スピード」が重視されるため、じっくりと信頼関係を築くには向いていません。

Xに適した発信

  • タイムリーな情報:新製品の情報や最新の業界ニュース
  • 専門知識の要約:140文字(有料版は長文可)で端的に伝える
  • リアルタイムな近況報告:「新商品が入荷しました!」など

Xは「専門家としての存在を知ってもらう」「最新情報を届ける」場として活用しましょう。

ブログ = 信頼構築

読者は、何かを「本気で知りたい」と思い、GoogleやYahooなどで検索してブログに訪れます。

Instagram・TikTok・Xは1つの投稿をサッと見て次へ移動しますが、ブログは違います。

ブログの場合、1つの記事をじっくりと読み、「どんな人が書いているのか」「信頼できる人なのか」を確かめてくれます。

ブログに適した発信

  • 読者の悩みを解決する情報:検索される内容を丁寧に説明
  • あなたの考え方や実績:専門性と信頼性を示す
  • お客様の声や事例:具体的な成果を伝える

ブログは「信頼を積み重ねる場所」であり、集客に直結する重要な媒体です。

SNSが集客に繋がりにくい理由

SNSでフォロワーが増えても集客に繋がりにくい理由は、ユーザーが「楽しそう」「キレイ」など、なんとなく眺めているだけだからです。

SNSユーザーは時間を潰すつもりで投稿を見ているだけで、本気で何かを知りたくて見ている訳ではありません。

一方でブログに来る人は、「解決したい悩みがある」「自分に合う人を探している」など、明確な目的を持って検索しています。

さらに、SNSの投稿は時間の経過とともに流れてしまいますが、ブログの記事は蓄積されていきます。過去の記事でも検索され続け、半年後・1年後でも読まれます。

つまり、SNSの発信は「あなたに気づくきっかけ」にはなっても、信頼構築やお申し込みに繋がるほどの情報は発信できないのです。

メディアの使い分け

SNS→ブログへの導線を作ることで、「なんとなく見ていた人」を「本気で興味を持った人」に変えることができます。

例えば:

  • InstagramのプロフィールにブログURLを掲載
  • Xで記事の要約を投稿し、詳細はブログへ誘導
  • TikTokで興味を引き、「詳しくはプロフィールのリンクから」と促す

SNSは「知ってもらう場所」、ブログは「信頼を積み重ねる場所」です。

SNSで情報を発信しても結果に繋がらない時は、「どのメディアで、何を目的に発信しているのか」を見直してください。

そして、SNSだけでなく、ブログやホームページも運営して、より深くあなたのことを知ってもらえると、集客に繋がりやすくなります。

SNSをやっても、すぐに結果は出ませんが、投稿内容を変えながら地道に取り組んでください。

ブログ記事の書き方がわからない場合は、いつでも相談してください。SNSから来た人にじっくりと読んでもらえるブログを一緒に構築しましょう。