語尾を濁してブログ記事を書いているお客様はかなりいますが、読んでいても何が言いたいのかがわかりません。
仕方がないので、濁して書いている語尾の部分を私が勝手に想像して読むのですが、合っているのか合っていないのかが本人に聞くまでわかりません。
お客様と個別相談で会った時に「この文章は何が言いたいんですか?」と、直接話を聞いて初めて「そういうことだったんですね!」と驚くことも多々あります。
例えば、
- リンゴだと言われればそうだけど…
- 彼は優しい人だと思っていたのに…
- 笑っていると思ったら違う反応で…
という感じで、語尾を「…」や「。。。」を使って濁しています。ただし、書いた本人には語尾を濁している意識がありません。
日本人は日常的にニュアンスで伝えることが多いため、語尾を濁していることに気付いていません。
日頃はLINEやDMなどで短文や省略した文章を書くため、最後まで文章を書き切ることに慣れていません。
読み手にニュアンスで伝えようとするのは、明らかに書き手の「手抜き」です。あなたの想像力のなさや語彙力のなさを読み手にカバーさせようとしています。
ですが、読み手には「…」に続く正確な言葉が想像できません。そのため、書き手の意図しない意味に取られてしまいます。
先ほどの文章の語尾を最後まで書き切ると、
- リンゴだと言われればそうだけど、私にはモモに見える。
- 彼は優しい人だと思っていたのに、ただの優柔不断な人だった。
- 笑っていると思ったら泣いていたので、正直驚いた。
となります。語尾はあなたの想像通りだったでしょうか?
「…」や「。。。」に続く言葉が何なのかは、書き手以外にはわかりません。読み手が想像するには難しすぎます。そのため、読んでいる途中で疲れてしまい、ブログからすぐに離脱されます。
語尾を濁さずに書き切ると、書き手が何を伝えたいのかが、読み手にわかりやすくなります。
という感じで、語尾を書き切らないと、せっかく時間をかけて書いた記事でも、あなたの意図した通りには伝わらない上に、すぐにブログから離脱されます。
ブログやSNS、ホームページ、メール、作った資料が誰にも読まれず悩んでいるなら、あなたが語尾を濁して書いている場合があります。
人に読んで欲しい文章や人に伝えたい文章の場合は、必ず語尾を書き切りましょう。
語尾を濁さす、文章を最後まで書き切るだけで、劇的に読まれる文章に変わります。ブログ記事が読まれない人は、ぜひ最後まで文章を書き切ってください。