ワンドの4:小アルカナ
幸せそうに見えるカードだけど、そうでもないのがこの「ワンドの4」のカード。私的にはあんまり良い時に出てこないカードでもある。
4って数字は占いでは「安定」って意味でもある。この「安定」というのが厄介なワードなのだ。
幸せな状態が「安定」しているならいいけど、このカードが出る時は「変化がない」時によく出る。良くも悪くも「平々凡々」で面白くなかったり、イラついている感じでもある。
そして、不幸な状態の時にも出てくる。「私は不幸です」「なぜ私だけ不幸なのでしょうか?」と相談に来る人もいるけど、こういう人って不幸な状態で居続けたい人が多い。その時に「ワンドの4」が出ると、「幸せになりたいと思ってねーじゃん。」となるのだ。
不幸な状態も長く続けば、それは安定した状態になる。人は極端に不安定を嫌う。そのため、不幸な状態のほうが安定しているため、自分からそこを出ることはしない。つまり行動しないのだ。
自分は安定を望んでいるので不幸な状態から抜け出したくない。けど、「誰かが勝手にやってきて、幸せにしてくれるなら不幸から抜け出してやってもいいぜ」的な人が結構いる。こういう人が占い依存になりやすい。そしていつも文句ばっかり言ってる。
私の意見に賛同してくれる占い師さんは多いと思う。
「ワンドの4」は、悪いカードじゃないんだけど(そもそもタロットカードに悪いカードはないけど)、とにかく「安定」の中でも一番「日常」感が強いカードかな。
という感じで、私が思うカードの印象を書く予定だけど「このタロットカード話は続くのかな」と一抹の不安を覚えながら始まりました。