「わからない」じゃなく「わかろうとしない人」もいる話

どんなに私が丁寧に説明したりアドバイスをしたとしても、その内容を全然理解してくれない人もいる。

別に、今の仕事だけじゃなくて、昔からそんなことはよくある話。

もちろん、本当に「わからない」人もいる。 でも中には、「わからない」のではなく、最初から「わかろうとしない人」もいる。

わかろうとしない人の心の中には、「わかると言ってしまったら、その方向に進むしかなくなる。だからわからないままでいたい」という心理があるのだと思う。

例えば、私が医療機器メーカーで働いていた時は、薬機法という法律や医療機器業公正取引協議会の規約に縛られながら販促品をつくっていた。

営業やマーケティング担当者はその2つの内容を理解しているはずなのに、平気で無視してくる人もいる。

営業が作ってきたチラシやマーケの考えたカタログのゲラを見ると、どう考えても書いてはいけない内容が書かれている。

そこで私が「わかってますか?これ書いてはダメなんですよ」と注意しても、「なぜダメなのかがわからない」と言われることが多々ある。

もちろん、本当にわからない訳じゃない。

「わかる」と言ってしまえば、従わざるを得なくなるので「わからない」「知らない」と言い張るのだ。

誰でもすぐには「わかります!」とならないことは私にもわかるし、私自身も考えを切り替えるのに時間がかかることもある。

ただ、わかろうとする方向に舵を切って、徐々に考え方を変えることは必要だと思う。

わかろうとしない人にどれだけ丁寧に説明しても、何一つとして頭に入ってくれないので、説明している側は無力感に襲われることもある。

そういう人は自分で頭を打たないとわからないので、それはそれで仕方ないかと思う。

人間関係も同じで、相手をわかろうとする努力は必要ですよ。ただ、全員に対してわかろうとする努力は私もできないです。だって人間だもの。

わからないことはわからないけど、わざとわかろうとしないのがダメな訳で、本当にわからないなら素直に「わからないです」と言える大人になりましょう。