わかりやすい文章にするには書いた後に削る作業が必要

ダラダラと長い文章を書くよりも、短い文章のほうが、読む人にとって読みやすくわかりやすい文章になります。

ですが、自分が書きたいことをとりあえず全部書かないと、文章が書けない人もいます。

そういう人は、書きたいこと全部書いてから読み返し、削っても意味が通じる部分を後から削っていくと、わかりやすい文章になります。

削る作業の具体的な手順

文章を削る作業は、以下のステップで進めると効果的です。

1. 一度書き上げて時間を置く

書いた直後は、自分の文章を客観的に読むことができません。できれば一晩、最低でも数時間空けてから読み返してください。時間を置くことで、読者の視点で文章を読めるようになります。

2. 声に出して読む

黙って読んでいるだけでは「長い」と気づかない箇所もあります。ですが、声に出して読むと見つけやすくなります。読んでいてつっかえる部分、息継ぎが苦しくなる部分は、削る箇所です。

3. 一文を分割する

長い一文には、二つ以上の内容を詰め込んで書いていることが多いです。「が」や「し」で繋がっている文は、分割するようにしてください。

4. 同じ意味の言葉を削除する

同じことを言葉やニュアンスを変えながら、何度も書いていることがあります。

例えば、

「私は今現在は会社勤めですが、これから先はできるだけ組織に依存せずに一人で自立した働き方をしたいと考えていますが、今から何をすればいいのかわからずに、色々なセミナーを受講していますが、未だ自分に何ができるのかわかりません。」

と、書かれている文章の不要な部分を削除すると、

「私は現在は会社勤めですが、これからできるだけ組織に依存せずに一人で自立した働き方をしたいと考えていますが、今から何をすればいいのかわからずに、色々なセミナーを受講していますが、未だ自分に何ができるのかわかりません。」

まとめると、

「私は現在会社勤めです。これからは組織に依存しない働き方をしたいと考えています。色々なセミナーを受講しても、何ができるのかはまだわかりません。」

となります。

上記の文章の場合はどこを削るかといえば、

  • 組織に依存せずに
  • 一人で
  • 自立した

この3つはほとんど意味が同じです。それなら「組織に依存せずに」だけを残して他を削除しても意味が通じます。

今現在も「今」と「現在」が同じ意味なので、「今」を削っても意味が通じます。同じ理由で「これから」と「先」も同じ意味なので、「先」を削ります。

文章を書いた後に読み返すとよくわかるのですが、同じことを違う言葉を使って何度も書いていることに気付きます。

意味が同じなら削っても大丈夫です。削ったほうが読みやすくなります。

削りすぎのリスクと判断基準

ただし、何でも削ればいいというわけではありません。削りすぎると、以下のような問題が起こります。

削ってはいけない要素

固有名詞や具体的な数字

「あるセミナー」ではなく「〇〇先生のマーケティングセミナー」、「たくさん」ではなく「3回」など、具体性を持たせる言葉は残しましょう。

誤解を防ぐための修飾語

「無料」「有料」「初回限定」など、読者の判断に影響する重要な情報は省略してはいけません。

感情や温度感を伝える言葉

すべてを削ると事務的で冷たい印象になります。「嬉しい」「困っている」「助かりました」など、感情を表す言葉は適度に残すことで、親しみやすい文章になります。

「意味が通じる」と「誤解を招かない」は違う

削った結果、文法的には正しくても、読者が違う意味に受け取る可能性がある場合は、削りすぎです。

例えば、「2025年12月20日に開催予定のセミナー」を「今週末のセミナー」とすると、2025年12月20日が過ぎて読んだ人は、その週末に開催するセミナーだと誤解し続けます。

ビジネス文書と違い、ブログやSNSでは多少の「人間味」も必要です。完全に無駄を省いた文章は、読者に冷たい印象を与えることがあります。

「削る」と「残す」のバランスは、文章の目的や読者との関係性によって変わります。迷ったときは、「この一言があることで、読者の理解が深まるか」を基準に判断しましょう。

わかりやすい文章を書きたい人はこちらの記事も参考にしてください。

関連記事

長い文章しか書けない人は削る作業を追加してください。どこを削ればいいのか一人ではわからない場合は、いつでも個別にご相談ください。

あなただけの「今すぐできる改善ポイント」を個別相談で提案します

あなたの頑張りが成果に繋がらない理由はこちらへ