ブログ記事のどこで改行を入れればいいのかがわかりません

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今までたくさんのお客様のブログ記事を読んできましたが、文章の改行位置で悩んでいる人が多いことに気付きました。

大体が、「改行を入れたがる人」と「改行を入れたがらない人」の2パターンに分かれます。

改行を入れたがる人は、句読点の代わりに改行を入れています。「なぜ、そんなに改行を入れるのか?」と質問すると、「スマホやパソコンで見た時に、読みやすい位置で文の頭が揃ってないと嫌だから。」という回答が返ってきます。

チラシやカタログなど印刷物の文章の場合は、確かに改行位置に気を付けます。ですが、印刷物でも一文の途中で改行を入れることは滅多にありません。

一文の意味は「一文とは、一つのまとまった意味を言い表した句点「。」までの一続きの言葉。読点「、」がいくつかは入っていてもいいが、句点は「。」一つだけ。」となります。

例えば、下記の一文を改行を入れないバージョンと改行を多用したバージョンで比べてみます。

改行入れないバージョン:

肝心なのは「どこで区切れば読みやすいのか」を、読者の気持ちになって考えながら、記事を書くことです。

改行を多用したバージョン:

肝心なのは
どこで区切れば読みやすいのか

読者の気持ちになって
考えながら
記事を書くことです

どちらが読みやすく、書いてある内容が読む人に伝わるかというと、改行を入れない文章のほうです。

なぜ、改行を多用した文章が読みにくいのかというと、人の目は左から右へ移動して「Z」の流れで文章を読むのですが、改行が多すぎると視線の移動が激しくなり、目が疲れてくるのです。

視線の移動に気を取られる上に、文がブツ切れなので、ブツ切れの文を自分の頭の中で意味を繋げながら読まないといけなくなります。

そんな難解な読み方で読んだ文章は、内容を理解するまでに至りません。

特に画面幅が狭いスマホでは、視線の移動が多くなります。それなのに、改行を多用する文章だと、もっと視線の移動が多くなる上に、スクロールも増えるので、内容を理解するまでに疲労困ぱいします。

改行を入れたがらない人は、一文が長く、読点(、)が多すぎるため、文章を読んでも何を言いたいのかがサッパリわかりません。「この一文は一体どこで終わるんだ」と、こちらも読者が文を解読しようとするだけで疲労困ぱいします。

詰まりすぎた文章では、どこまでが同じことを説明していて、どこからが次の説明に入っているのかがわからず、結局は内容が伝わらないのです。

  • 一文では改行を入れない
  • 一文の長さは100文字以内を目処にする
  • 次の説明に入る時に改行を入れる

この3点に気を付けて文章を書くだけで、内容が読む人に伝わるようになります。

Yahoo!ニュースをスマホやパソコンで読んで「改行が少なくて読みにくいな」と、感じたことはないと思います。ぜひ、Yahoo!ニュースの改行位置を参考にしてみてください。

Yahoo!ニュースを読んでも、改行位置がわからない人は、いつでも相談してください。印刷物のデザイナー歴20年以上のベテランデザイナーが正しい改行位置を教えますよ。