サイコパスはあなたの周りにも必ずいるという話

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私は今までの人生の中で2人のサイコパスに関わったことがある。1人目は最初の職場での女性上司で2人目は元彼だ。

職場の上司の時は、後輩を含めて命の危険も感じたので、後輩を先に逃がして、私は3ヶ月後にその職場を辞めた。

元彼の時は私の人生自体を崩壊させられそうになったため、物理的に離れることにした。

そんな理由で、この2人の人間が

  • どういう人だったのか
  • 私の身に一体何が起きたのか

それが知りたくなり心理学者が書いた本を読み漁ったりした。

そしてついにその答えをくれたのがこの本だ。

「良心をもたない人たち」マーサ・スタウト(著), 木村 博江(翻訳)

元彼に関しては、私はサイコパス以外も色々と考えてみた、

  • 愛着障害
  • 自己愛性パーソナリティ障害
  • 発達障害
  • 統合失調症

色々とあるけど、どうもしっくりとこない。

そしてこの本を読んでハッキリとわかった。そう、愛というものがないのだ。

良心がないと本のタイトルにはなっているけど、結局は誰も愛せない人ということである。誰も愛せないということは自分も愛せないのだ。

このサイコパスはかなり厄介で、深く関わるまでは絶対にわからない。

というよりも「すごく優秀な人!」「カリスマ性がある!」「容姿端麗で頭も切れる!」「あの人に一目置かれたい!」とあなたに思わせる人である。

それが深く関わることになると次第に何かがおかしいことに気付いていく。

最初は「自分がおかしいのかな?」と相手ではなく自分がおかしいと感じる。そう思わせるのもサイコパスの特徴だ。

そして「絶対に相手がおかしい」と確信したとして、周りの人に「あの人はおかしいんだよ」と言ったところで絶対に信じてもらえない。

なぜなら深く関わらない限り、すごく良い人に見えるからだ。これがすごく厄介で心理的に追い詰められる原因にもなる。

「そんな酷いことを平気で言ったりやったりする人が世の中にいるはずがない」と、ほとんどの人が思っているけど、本当にいるのだ。周りに信じてくれる人がいないことが多いと思うが、そんな時は迷わずに逃げたほうがいい。

物理的に離れるようにする以外にサイコパスから逃げる道は絶対にない。

サイコパスはそもそも人に対する愛着を持っていないし、プライドが高いので追いかけてくることはほぼない。

近くにいると危ないから、できるだけ遠くに離れることをオススメする。

元彼がサイコパスだと思えた決定打は、この本の中にある薬物依存とアルコール依存だ。元彼は完全なるアルコール依存だった。シラフの彼に会えるのは仕事以外ではなかった。

サイコパスは征服欲が強い。そして常にゲームに勝たないと意味がないと思っている。その欲求は常人では考えられない。

自分の欲求を紛らわせるために、薬物かアルコールに依存する人がめちゃくちゃ多いらしい。

私は離れることができて心の底から良かったと思っている。愛がない人のそばにずっといるほど辛いことはない。

実は本人も自分には何もない、自分は空っぽだということに気付いている。これは本人が言っていたから間違いない。そしてこの本の中にも書かれていた。

サイコパスの末路も書かれていたけど、本当に悲惨だと思う。私の元上司や元彼の末路は考えただけでもゾッとする。

若い時は容姿も綺麗で頭も切れるので周りに人が集まる。けど、歳を取れば容姿は衰え、仮面も剥がれてくる。ずっと人を欺き続けることはできない。

サイコパスに憧れている人も多いけど、関わったことがないから憧れるだけ。あんな風にはなりたくてもなれない。

実際のサイコパスはどんな人物だったのか知りたい人はこちらをお聞きください。

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普通に楽しく生活しいてるのが一番だと思えるので、ぜひ読んでほしい一冊だ。