「会社のコンプライアンスが厳しすぎて注意もできません！『これは絶対に間違っている』とわかっているものの、注意したら『それってパワハラですよね』と言われかねないため、人に注意しないことにしています。」と、前の会社の元同僚から最近よく聞く。
私は前の会社の同僚から、今では『歩くコンプライアンス違反』と呼ばれることもあり、あのまま会社に残っていたら、私も「秋山さんにパワハラされました」と会社の第三者機関に密告されていたかもしれない。
私の場合、注意すると言うよりは、「これはやっちゃダメだよ」と、明確な理由を述べてから、ダメなものはダメと言っていたのですが、今ではそれさえも「コンプラ違反」になりかねないと言われてしまった。
ダメな理由を述べた上で、コンプラ違反になるなら、何やってもコンプラ違反になるため、そりゃ誰も注意しなくなるなと思う。
一方で、会社の新入社員や上層部に気を使いすぎて、忖度しまくっている人もめちゃくちゃいる。
忖度している割に、そんな人ほど嫌われているし、誰からも慕われていないので、忖度してる意味がない。
「人に注意するな！」と言われている割に、20代後半〜30代前半の女性や男性から「秋山さんはハッキリと言ってくれるし、なぜダメなのかまで言ってくれるので、ありがたいです。」と、言われることもあるため、結局はどっちの言っていることが本当のことなのか、私自身わからなくなる。
要は、ハッキリと言って欲しい人とハッキリと言われたくない人の2タイプに分かれており、それを見極めて人に発言する必要があるということなのか。
私が面倒臭いなと感じるのは、若い人よりも、「コンプラ！コンプラ！」と言いまくっている、いい歳をした大人だ。
「コンプラ！と言いまくって、人に忖度している割に、誰からも好かれてないぞ！」と、言いたくなるけど、本人は気が付いてないので、それはそれで放置するに越したことはない。
「コンプラ！コンプラ！」と言いまくっている人ほど、人の話を聞いていない人が多いので、まずは相手の話をじっくりと聞いてから、注意なり説明なりをすればいいのにと思う。
会社のコンプラが厳しいというよりも、触らぬ神に祟りなしと考える人が増えただけのような気もするけど、「もう組織に属してないお前に言われたくねーよ！」と、会社のコンプラと関係ない私にはコンプラ違反しまくった発言をしてくる人もいるため、黙っておこう。