50代に突入してから「感謝」という言葉を使う人が周りに増えた話

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最近になり、「とにかく感謝だよね」と、感謝という言葉を使う人が周りに徐々に増えたことに気付いた。

そういう私も「感謝しかないよね」と、「感謝」を使うことがめちゃくちゃ増えている。

どういう人が「感謝」を使うのかといえば、40代や50代でそれなりの苦労を経験し、人のありがたみをわかった人が使っている。

例えば、

  • 親の介護を経験している人
  • 会社でリストラにあった人
  • 会社で上司になりパワハラと部下から言われた人

など、何らかの辛い経験をした後、誰かに助けられたり、誰かに支えられた経験がある人は、人のありがたみをわかるようになっている。

「感謝」を使う人に「〇〇さんから連絡が来た」とか「△△さんが病院を紹介してくれた」などと、人から色々としてもらったことを話すと「それは感謝しないといけない!なかなか他人が他人のことを心配なんてしてくれないよ!」と、感謝をダメ押しされる。

でも、マジで他人は他人のことを心配しないし、自分にとってメリットのない人のことは放置するのが基本だということを歳と共に実感する。

40代ぐらいまでは、表面的でも構ってくれる人がいるんだけど、50歳近くになると、ほとんどの人が構ってくれなくなる。

なぜなら、他人に構えるほど余裕のある人生を送ってる人が少なくなるから。みんな自分のことでいっぱいいっぱいなのに、他人のことを心配したり、気遣う余裕なんて無くなる。

それを超えて、心配してくれたり、気遣ってくれたりすることが、どれだけ貴重なのかが身に沁みてわかる年頃が50代ぐらいなのかも。

歳を取ると人のありがたみが身に沁みますわよ。

逆に、人に感謝しない人とは距離を取るようになった。「やってもらうのが当たり前」など、人の気遣いに気付かない人もいるんだけど、そういう人を見ていると「この人はこの歳になってもまだ人のありがたみをわかってないんだな」と感じてしまう。

感謝しない人の周りには、得てして人がいなくなっている。

どこで人のお世話になるのかはわからない。誰彼かまわず感謝する必要もないけど、心配してくれたり、気遣ってくれる人には、とりあえず「感謝」しておこう。それだけで、周りに良い人が寄ってくるよ。

ということで、私のブログを読んでくれている読者の人や個別相談に申し込んでくれたお客様にも最大級の感謝をしています。あなたもめちゃくちゃ良い人ですよ。