チラシやパンフレットを作る際はお客様の求めている情報を入れないと失敗する

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「依頼していたデザイナーさんの諸事情でチラシ作りが止まってしまったので、チラシ作成をお願いできませんか?」とお客様から相談されました。本業がDTPデザイナーなので、チラシ作成も依頼されることがあります。

デザインは出来上がっているとのことだったので、データを見せてもらいました。見てみると「一体、何目的でチラシを作ろうとしているのか」がまったくわかりません。

チラシもブログ集客やSNS集客と同じです。「お客様はどんな情報を求めているのか」を考えないと失敗します。

ほとんどの人は「自分の伝えたいこと」しか考えていないので失敗しています。そのため、チラシやパンフレットを作っても、ほとんどが読まれずに捨てられてしまいます。

そのお客様のチラシは、販売促進を目的に作ったとのことでしたが、内容からすると「会社案内」になっていました。

チラシの内容は、

  • どの地域で作っているか
  • その地域がどれだけ歴史が古いか
  • どんな想いで商品を作っているか
  • 商品の種類はどれだけあるか
  • 効果的な商品の使い方
  • 自分たちの紹介

です。

お茶を買ってもらうためというよりは、すでにお茶を買ってくれた人にどんな会社なのかを知ってもらうために作られたチラシでした。

お茶を買ってもらうためのチラシなら、内容を少し変える必要があります。

このお客様はお茶を販売しているのですが、「お茶を作る想い」をチラシで配っても、チラシをもらった人はそんなことに興味はありません。

  • どんな味なのか
  • 自分の好みに合うお茶はあるのか
  • 簡単で美味しくお茶を入れるコツはあるのか
  • 価格は適正なのか

お茶に興味があり、かつ買おうかどうか迷っている人が興味あるのは、上記の4つぐらいです。

ワインや日本酒、コーヒーを選ぶ基準と同じです。

  • 甘いのか辛いのか
  • 渋いのかまろやかなのか
  • 美味しく飲むコツはあるのか
  • 予算内で買える値段なのか

私もワインを選ぶ際は「どんな味なのか」を商品のポップでチェックし、私の好みに合い、かつ値段が合うモノを買います。コーヒーなら、美味しく飲める入れ方を調べたりしています。

あなたがどんな所を見て商品を買うのかを、よく考えてみてください。あなたのお客様も同じ所を見て買っているはずです。それをチラシの内容に入れてみましょう。きっとチラシから反応があるはずです。

自分でチラシを作ったみてけど、なかなか反応がない人はいつでもご相談ください。プロの目で見て何が抜けているのかをチェックしますよ。