「印刷系のデザインの仕事がしたいんですが、どうすれば良いですか?」とか「個人事業主になりたいんですが、何の商売をすれば良いですか?」など、最近立て続けに、友人の娘さんや前の会社の元同僚に相談されました。
「何かをやりたいけど、どうすれば良いのかわからない。」という相談は本当に良くされるのですが、この相談をしてくる人の共通点は「頭で考えているだけで、実際は何もやっていない。」です。
印刷系のデザイナーになりたいなら、デザイン事務所に履歴書を送って実際に働くしかありません。
印刷系のデザイナーはWebデザイナーとは違い、実務でしか身に付かない知識や技術がたくさんあります。
個人事業主になりたいなら、世の中にはどんな商売をしている個人事業主がいるのかを自分で調べる必要があります。調べた中から、自分に向いていそうなことを試してみるしかありません。
どれだけ頭の中でシミュレーションしても、シミュレーション通りにいくかどうかは、実際にやってみないと誰にもわかりません。
ほとんどの人は頭で難しく考えすぎています。頭で考えるより先に、体が動くようにならなければ、何にも始めることはできません。
「何かをやりたいけど、どうすれば良いのかわからない。」という相談をされる度に「失敗するのが怖いだけでしょ。」と言うと、言い返してこないので図星だなと思います。
今まで道を踏み外したことがない優等生タイプの人は、特に頭でばかり考えて行動しません。それだと失敗もしませんが、成功もしません。
私のプロフィールを読んでもらえればわかると思いますが、私は考えるよりも先に体が動いてしまうため、色んな失敗をしていますが、おかげで色んな経験を積むことができました。
私の経歴を見て「どうすれば秋山さんのようになれるんですか?」と質問されることもありますが「何にも考えなければ私のようになれるよ」と答えています。
何かを始めたいなら、まずは、頭で考えることをやめることです。どれだけ考えたところで、やってみなければわからないことのほうが世の中は多いのです。
私に相談してくれるお客様は、頭で考えるよりも体が先に動いてしまい、起業してしまった人が多いです。せっかく始めたなら、あなたの商売がうまくいくように、今こそ頭を使って一緒に考えましょう。