前職の外資系企業の元同僚たちから「秋山さんのように手に職があれば独立したいけど、手に職も資格もない。定年までサラリーマンとして働けるのか不安しかない。今からでも何か資格を取ったほうがいいかな。」と、よく相談されます。
ハッキリ言うと、45歳を超えたサラリーマンが、いまさら会社を辞めるのは無謀すぎます。
私はこの相談をされた時は「絶対に何があっても会社を辞めてはダメ!」と何度も言います。
まず、外資系企業で働いているということは、普通のサラリーマンよりも年収が高いです。そのため、生活レベルを落とすことができません。
先日も、夫婦揃ってどちらも稼いでいる元同僚から「旦那が転職したいと言ってるけど、転職すると年収が100万円も下がるんだよね。」と相談されました。
私は「100万円なら下がっても問題ないやん。」と言ったところ、「100万円も下がったら、今の生活維持できないでしょ!」と、めちゃくちゃ怒られたのです。
私は会社を辞めてフリーランスになったため、収入が一旦ゼロになりました。転職をせずに起業するということは、給料がなくなるということです。
私は収入ゼロからスタートし、徐々にフリーランスとしての収入は上がっていますが、外資系企業の時の給料とは比較になりません。
それでも私が気ままに生活できているのは、生活レベルが下がっても不自由を感じないからです。
私の場合は、もともとが物欲も食欲もそれほどありません。自炊もしますし、贅沢品を買うこともありません。今の稼ぎの中で生活できる工夫もしています。
その上、サラリーマン時代は所得が高かったため税金を莫大に払っていましたが、今では信じられないぐらいに税金が低くなりました。個人事業主となり、所得を抑えることができているからです。
収入が高い状態に慣れている人は、生活レベルを落とすことができません。私に相談してくれる人を見ていると、とても生活レベルを落とせる人ではない人ばかりです。
それでも「起業したい」「今から手に職を付けたい」「資格を取りたい」と相談されます。焦る気持ちはわかりますが、本当に起業したいなら、まずは現実をよく見る必要があります。
私を見て「秋山さんがうらやましい」とよく言われますが、私はただただラッキーなだけ、運が良いだけです。
起業して、もしかすると多少は稼げるかもしれませんが、お小遣い程度です。会社を辞めて独立しても、会社員時代と同じ稼ぎはまったく期待できません。
という現実をよく見ましょう。
生活レベルが落とせないなら、今の会社で居続けましょう。そして、老後に備えて貯金をしながら、徐々に生活レベルを落とす練習をしてください。
老後は年金以外に収入源はなくなります。貯金を切り崩しながら生きていては、そのうちお金は底をつきます。
それでも「老後にすることがないので、何かしたい。」と思うなら、副業レベルからはじめてください。副業もうまくいけば、定年後の小遣いにはなるかもしれません。
副業からはじめて、うまくいけば起業すれば良いのです。とにかく焦って今の会社を辞めていはいけません。よく考えてから起業してくださいね。
