以前の記事で、「男性はなぜ風俗に行ったことを自慢するのか?」を書いた。そこで読んでみた本がコレ。
「男しか行けない場所に女が行ってきました」田房 永子(著)
風俗って本当に色んな種類があると知ることができて、ある種感心した。ぜひ女性に読んで欲しい一冊。サクッと読めます。
私の元カレが札幌に住んでいた時に「ススキノに一千万つぎ込んだ男」として社内で評判だった。要するに風俗にかなり通っていたのだ。
では、私の元彼はブサイクだったのかというと、会社で一二を争うほどのイケメンだった。正直、めちゃくちゃモテていたと思う。
女性は「風俗に行く男はモテない男」だと思いがちだけど、そんなことはない。モテる男も風俗に行きまくっている。
「モテる男は風俗に行かなくても女に困らないだろう」と思っているあなた。実はそんなことはない。
会社でモテていた2トップが、私の元彼と元彼の部下だった。この二人がとにかく風俗に通っていたらしい。
なぜ風俗に通うのか?と質問すると、
「まず女性を口説くのが面倒臭い。俺たちモテる男はこう見えてシャイなんだよ。だから、女性と二人っきりでご飯を食べに行くなんてなかなかできない。色々な過程を経てセックスに持っていくよりも、お金を出して手っ取り早く性欲を解消したほうがお手軽なの。それに顔が良いから本番をさせてくれる女性も多いしね。」
とのことだった。
風俗に行く心配はあっても、女性を口説く心配はないため、浮気の心配は一切なかった。
そして、「女性は愛がないとセックスできないと思ってるけど、愛なんてなくても男はセックスできるんだよ。女性とやるためにお金出してるんだから、知らない女性とでも会ってすぐにセックスするのは当たり前。」とのこと。
私と付き合っている間は、風俗には通っていなかったけど、驚愕の話をされたことがある。
「数日前になんかムラムラしてさー。デリヘルを呼ぼうと思ったんだけど、何だか電話するのも面倒になってさー。結局は呼ばなかったんだよね。」と、付き合っている私にニコニコと笑いながら話してくるのだ。
風俗に通いすぎて頭がおかしくなっていると思った。彼女に話す話じゃないだろ。
田房さんの本を読めばわかるけど、男性にとって女性と付き合うことと、風俗に通うことは「まったく違う話」らしい。だから浮気にはならないというのが男の理論なのだ。
たぶん、風俗に行くのは、サウナに行ったり銭湯に行ったりする感覚に違いと思う。
「今日は疲れたからサウナに行くか」=「今日は性欲が溜まっているから風俗に行くか」
ではないだろうか。乳牛の搾乳に似てると思った。
正直、私は男性が風俗に行くことは色んな意味で肯定できない。でも、男性の性欲の上で、ある一定の産業が支えられているのは事実だ。そのため、今後もなくなることはないだろう。
風俗に行かない男は絶対に行かないけど、これはこれで普通に色んな女に手を出している。
男ってつくづく性欲に振り回されて生きているなと思う。
もちろん女性にも性欲はあるけど、今の世の中では「女性にも性欲があります!」とは声を出して言いにくいんだよね。なんせ一般の男は女にも性欲があると思ってる人が少ないもんね。
性欲がある女 = ヤリマン
性欲がない女 = 清楚
というイメージが男性にはあるみたい。それって実は嘘なんだけど。
モテても、モテなくても、女性と付き合っていても、結婚して子供がいても、風俗に行く男は風俗に行く。ということがよくわかる本でした。