「サラリーマンですが、今の仕事が不安です。歳を取っても自分のペースで働けるので起業したいです。」と、お客様から相談されることがあります。
結論から言うと、起業すれば今よりもっと不安になります。
「今の仕事が不安」と相談に来る人は全員がサラリーマンです。極論を言うとサラリーマンは仕事をしていなくても、毎月決まった額の給料がもらえます。
ですが、起業すれば個人事業主またはフリーランスとなるため、自分で集客し、商品やサービスを販売しなければ、お金は入ってきません。
自分で集客や販売ができる人はごくわずかです。にも関わらず「サラリーマンと同等、もしくはそれ以上に儲けられる。」と考えて、相談にくる人がいます。
では、その人に実績や経験があるのかいうと、まったくありません。むしろ実績や経験がない人のほうが「起業して安定して稼ぎたいです」と言います。
関連記事→ 安定した収入が欲しいなら個人事業主よりサラリーマンが向いている
個人事業主になるなら安定はありません。サラリーマンのままでいて、お給料を貰い続けたほうがいいです。
今の仕事に不満があるなら、違う仕事に転職すればいいのです。起業して、個人事業主やフリーランスになる必要はありません。
フリーランスの2人に1人が挫折していますし、挫折する理由の1位〜5位が以下です。
1位:収入が安定しない
引用元:フリーランス経験ありの718人の本音 2人に1人が挫折するシビアな現実 「収入が安定しない」「将来性に不安」
2位:継続的に案件を受注するのが難しい
3位:将来性の不安
4位:労働時間が長い
5位:スキルが向上できない
私もフリーランスですが、収入が安定しない上に、継続的に案件を受注するのが難しいのは同じです。将来も不安ですし、何よりも休みがありません。
と、ここまで読んで「起業するのは考え直そう」と思ったあなたは、考え直したほうがいいです。それでも起業したい人は、まずはあなたの現実を見つめ直してください。
- 起業する商売での実績や経験はあるのか
- 自分で集客ができるのか
- 人がお金を払ってくれるだけの商品やサービスがあるのか
私もタロット占い師としての経験ゼロからスタートしました。そのため、経験や実績ゼロからスタートすることはできます。
ですが、自分で考え、プロの力を借りながり、できるだけのことはやりました。
起業では、やっただけの見返りは返ってこないことのほうが多いのです。それでも、続けることができるのかが重要です。
すぐに根を上げるなら、起業せずにサラリーマンのままでいることを強くお勧めします。
起業したいなら、すぐに起業を考えず軽い気持ちで副業から始めればいいのです。
副業なら本業があるため、本業での収入があります。副業でやってみると向き不向きがわかるため、ダメなら起業するのはやめればいいですし、向いていたなら起業すればいいのです。
私がフリーランスになって良かったと思うことは「自分よりもバカな上司の下で働かなくていいこと」です。
そして、お客様の役に立てた時は本当に良かったと思います。
ということで、実績も経験もないけど副業から始めてみたい人はいつでも相談してください。集客から販売までを一緒に頑張りましょう。