起業してもずっとお客様が入り続けることはほぼない

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起業して個人事業主となり、個人事業主だけで生活できるようになりたい人は多いですが、ほとんどの人がそれだけでは生活できません。

なぜなら、安定的にお客様が入り続ける個人事業主はほぼいないからです。

私の場合も、お客様がたくさん入る月もあれば、入らない月もあります。

「今月はすごくお客様が入ったから、来月以降も入るかも!」と、その時は思いますが、予想はほとんど当たりません。

そのため、相談業だけではなく、企業のITサポートやデザインの仕事、メディカルイラストの仕事など、色々な仕事の依頼も受けています。

複数の仕事をしているため、個人事業主として生活ができています。

以前から記事に書いていますが、今はどの商売でも競合が多いです。有名な人や地域限定のお店なら、1つの仕事だけで成り立つ場合もありますが、それでも波があります。

先日、「中間管理職芸人の旅in熱海」という番組がテレビで放映されていたのですが、芸人さんも多くの人が個人事業主です。アンガールズの田中さんが「芸人でも60歳以上でテレビに出続けている人って、本当に数人だけだよね。」と、言っていたのが印象に残っています。

出演されていた中間管理職芸人さんの顔ぶれを見ていると、現在の生活は潤っている人ばかりでしたが、この先もずっとテレビの仕事があるのかと言えば、難しい人もいると思います。

なぜなら、新しい芸人さんが続々とテレビに進出しているからです。芸人さんも競合だらけなのです。

そのため、劇場に出たり、営業に行ったり、芸人以外の仕事もして、テレビ以外の収入も得ていく必要があります。逆にテレビに出なくても、営業で引っ張りだこの芸人さんもいます。

多くのコンサルタントは起業について夢のような話ばかりをしますが、現実にはお伽話のようなことは起きません。ほとんどの人が起業しても集客ができず、稼げずに終わっていきます。

という現実を知ってから、起業して個人事業主になったほうがいいです。

サラリーマンしかやったことがない人が、いきなり起業しても稼げないのは当たり前です。お客様への対応もわかっていないですし、どうやって集客するのか、どうやって稼ぐのかもわかっていません。

やる気があっても、やる気の継続性がなければ、途中で挫折するのは目に見えています。お客様が入り続けることもあれば、お客様が入らないことが続くこともある、という現実を受け入れる覚悟も必要です。

夢のない話を書きましたが、「起業すれば簡単に稼げる」と考えている人がまだまだ多いので、現実を書いてみました。

それでも「やっぱり起業して個人事業主になりたい」という人は、いつでも相談してください。少しでも需要がありそうな穴場なお客様の悩みを一緒に考えますよ。

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