私がタロット占い師としてメール鑑定を始めた当初、私は悪い結果が出ても鑑定結果をわざと曖昧に書いていました。
ハッキリ書くと依頼者が傷つくのではないかと考えていたからです。
しかし、あるお客様から「先生の鑑定結果が曖昧でどう捉えていいのかわかりません」という感想をいただいたことがありました。
私はそこで目が覚めました。
悩んでいる人が勇気を振り絞って相談してくれたにも関わらず、結果を曖昧に書いてしまうと、その人は悩みからずっと抜け出せません。
依頼者は占いに答えを求めています。「こうかもしれないし、ああかもしれない」という曖昧な回答では、何も決断できず、堂々巡りが続くだけです。
曖昧な表現は、一見優しさのように見えますが、実は依頼者の貴重な時間とお金を奪う行為です。
自分でタロット占いができる人はよくわかると思いますが、タロット占いは本当によく当たります。
私も数多くの鑑定依頼を受けてきました。お客様からは「すごく当たる!」という感想もよくいただきました。
占いの中でもタロット占いは、結果が残酷なほどハッキリ出ると私は思っています。
そのため、出た結果をそのまま書くことを嫌がる占い師さんがとても多いです。悪い結果を伝えるのは勇気がいりますし、嫌われたくないという気持ちもわかります。
さらに問題なのは、わざと曖昧な結果を出して何度もリピートを狙う占い師もいることです。
「今は判断が難しい時期です。また来月相談してください」 「どちらとも言えない微妙な状況ですね」
このような曖昧な表現を繰り返すことで、依頼者を何度も通わせようとするのです。
ですが、それは占い師にとっても依頼者にとっても良い状態ではありません。短期的には収入が得られても、長期的には信頼を失います。
依頼者のためにも、占い師が信用を失わないためにも、鑑定で出た結果に対して、覚悟を持って白黒書くことが、お客様に対する占い師なりの愛情です。
悪い結果であっても、ハッキリ伝えることで依頼者は次のステップに進めます。
「この恋愛は残念ながらうまくいかない可能性が高いです」とハッキリ伝えることで、依頼者は諦めて次の恋に進むか、それでも頑張るかを自分で決められます。
曖昧な表現では、この決断ができません。
本当に占い師になりたいなら覚悟を持って鑑定結果を伝えましょう。そのほうがお客様の質も結果的に上がります。
ハッキリとした鑑定を求める真剣な依頼者が集まるようになり、あなたの鑑定を信頼してくれる人が増えていきます。
逆に、曖昧な表現を好む依頼者は、何度も占いに頼る依存的な関係になりがちです。
タロット占いの技術はあるけど、なかなかプロの占い師になる覚悟が持てない人は、まず「曖昧な表現を使わない」と決めてください。
出た結果を恐れずに伝えることが、プロの占い師としての第一歩です。
もし、どうしても覚悟が持てない人は、いつでもご相談ください。私がどうやって占い師になったのかを全部教えますよ。

